ユーキャンの『デジタルイラスト講座』27日目!
今回は、
ぼかし機能を使おう!
ということで、背景をぼかして躍動感を与えるフィルター機能について学んで行きます!
今回で1冊目の教科書の内容は終了です!
ぼかし機能の使い方
Clip Studioでぼかし機能を使うには、以下の操作を行います。
「フィルター」メニュー ⇒ 「ぼかし」から選択する
上記の操作で、選択したレイヤーに描かれたものにぼかしがかかります。
![Clip Studioでぼかしを行う方法を示した画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/001-clipstudio-blur.png)
ぼかしにはいくつかの種類がありますが、例えばガウスぼかしを背景画像に使ってみると、前面にあるイラストがピントを合わせたように浮き上がります。
![Clip Studioで作成した雪原を背景とした雪だるまの画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/002-clipstudio-blur-example.jpg)
▼ぼかし後の画像がこちら
![Clip Studioで作成した雪原を背景とした雪だるまの画像の背景だけにガウスぼかしを行い雪だるまのイラストを浮きだたせた画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/003-clipstudio-blur-example-2.jpg)
今回背景画像に使ったのはフリー素材ですが、こういった素材を読み込んでぼかしを入れるには、画像素材レイヤーをラスターレイヤーに変換しなくてはなりません。
ラスターレイヤーへの変換は、
- レイヤーパレットの画像素材レイヤーの上で右クリックする
- 「ラスタライズ」を選択する
で実行できます。
![Clip Studioでラスタライズする方法を示した画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/004-clipstudio-blur-rasterize.png)
雪だるまじゃあんまり感じられないけれど
ぼかしをつければ躍動感のあるイラストが描けそうですね!
ぼかしの種類
Clip Studioで使えるぼかしには、以下の7種類があります。
- ぼかし
- ぼかし(強)
- ガウスぼかし
- スムージング
- 回転ぼかし
- 放射ぼかし
- 移動ぼかし
ぼかし
「ぼかし」は、選択したレイヤーに軽いぼかしを入れられます。
ただ、今回選んだ背景画像だと、ぼかしのかかり具合がよくわかりませんでした。
![Clip Studioで雪原を背景とした雪だるまの画像にぼかしを入れた画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/005-clipstudio-blur-normal.jpg)
効果がわかりにくいくらい控えめなぼかしのようですね
ぼかし(強)
「ぼかし(強)」は、「ぼかし」よりも強く入れられるぼかしです。
が、「ぼかし」と同様に今回の画像では効果がわかりにくかったです。
![Clip Studioで雪原を背景とした雪だるまの画像にぼかし(強)を入れた画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/006-clipstudio-blur-strong.jpg)
「ぼかし」も「ぼかし(強)」もぼかしのかけ方を調節できません
なので、実際によく使われるのは次の「ガウスぼかし」となっています
ガウスぼかし
「ガウスぼかし」は、ぼかす範囲を数値で指定できるフィルターです。
数値を上げれば上げるほど、強くぼかされます。
試しに数値を「40」にして全体をぼかしてみると、以下の画像のようにしっかりとぼかしがかかります。
![Clip Studioで雪原を背景とした雪だるまの画像にガウスぼかしを入れた画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/007-clipstudio-blur-gaussian.jpg)
ぼかしを使う際は基本的にこの「ガウスぼかし」を使うことが多いようです
スムージング
「スムージング」は、ギザギザした線をなめらかにしてくれるフィルターです。
いわゆる「アンチエイリアス」を施さずに描いたイラストは、線のギザギザが目立ちやすくなります。
そのようなギザギザをなめらかにするのが、スムージングの役割です。
ただ、今回のイラストでは効果が全然わかりませんでした……
また、「アンチエイリアス」はペンの機能でオンにできるので
そうしている場合はスムージングを使う必要はありません
回転ぼかし
「回転ぼかし」は、回転するような形に画像がぼかされるフィルターです。
ぼかす量やぼかす方向、楕円の縦横比や傾きが設定でき、ぐにゃ~と目の回るようなぼかしが作れます。
![Clip Studioで雪原を背景とした雪だるまの画像に回転ぼかしを入れた画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/008-clipstudio-blur-rotate.jpg)
放射ぼかし
「放射ぼかし」は、放射状にぼかしを入れることができるフィルターです。
こちらに向かってくるような迫力のある印象をつけられます。
![Clip Studioで放射ぼかしを入れた画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/009-clipstudio-blur-radiation.jpg)
移動ぼかし
「移動ぼかし」は、一定方向に向かったぼかしを入れられるフィルターです。
そちらへ向かって移動させているような印象をつけられ、スピード感を出したい時などに使われます。
![Clip Studioで雪原を背景とした雪だるまの画像に移動ぼかしを入れた画像](https://benkyo-shukan.com/wp-content/uploads/010-clipstudio-blur-moving.jpg)
「放射ぼかし」や「移動ぼかし」は
マンガを描く時に有効活用できそうな気がしますね!
というわけで今回は、ぼかしのかけ方について学んで来ました。
ぼかしについては、とりあえずはよく使われる
ガウスぼかし
だけ覚えておけばいいかな? という印象です。
他のぼかしは、正直今回のイラストだと効果がわかりにくかったです……
使うとしたら「放射ぼかし」と「移動ぼかし」くらいかな?
フィルター機能は他にもあるのですが、教科書では特に説明はありませんでした。
たぶんそれほど重要でなく、必要になったら解説する感じなのかな? と思います。
ところで、今回の学習内容で、ユーキャンの『デジタルイラスト講座』は1冊目の教科書「基本操作編」が終了しました!
12月6日までに終わらせる予定だったのでほぼスケジュール通りですね!
やってみた感想を簡単に述べておくと
もっと早く終わらせられたかな?
と、正直なところ思っています。
というのも、教科書のボリュームとしてはそれほどたくさんありません
時間のある人であれば、1ヶ月弱で終わらせられると思います
私の場合イラストは超初心者であったこともあり、イラストソフトの操作も慣れていなかったので、じっくり学んでいると1ヶ月超の時間がかかってしまいました。
もちろん、ちょいちょい勉強をサボった日があったのも原因ですが 笑
ただ、逆に言うとサボりサボりでも、1日10~20分程度の勉強でも、1ヶ月超あれば終わらせられる教材だということです。
そのため、ユーキャンの『デジタルイラスト講座』は、次のような人におすすめです▼
- 勉強する時間があまり取れない社会人
- 家事やパートの合間に趣味としてイラストを描いてみたい主婦
- 勉強の合間にイラストを学んでみたい学生
要するに、
イラストを学んでスキマ時間を有効に活用したい!
という人たちにこそ、ユーキャンの『デジタルイラスト講座』はおすすめです。
反対に、
- ガッツリイラストを学びたい
- 時間は有り余っているので集中してイラストを学びたい
という人にとっては、ユーキャンの『デジタルイラスト講座』は物足りなく感じてしまうかもしれません。
「やる気はあるけど時間がない!」「のんびり勉強したい!」という人にこそおすすめしたい講座です!
というわけで、1冊目の教科書を終わらせた区切りに、ここまで学んだ感想を述べてみました。
ですが、イラスト講座はこれで終わったワケではありません! むしろここからが本番です!
次からは、2冊目の教科書「イラスト上達テクニック編」に入っていきます。
いよいよ本格的にイラストを描くテクニックを学んで行きます!