ユーキャンの『デジタルイラスト講座』13日目!
今回も引き続き「ツールパレットを使いこなそう」ということで、
厚塗り系ツール
を試していこうと思います!
厚塗りというのは、透明度の低い絵の具を使って絵を描く手法のことです。
油絵とかが厚塗りの手法で描かれる絵になります
正直なところ今の段階では全く使いこなせる気がしませんが、とりあえず、「こんなツールがあるのか」と知識としてだけでも覚えておきたいと思います。
この記事では、厚塗り系ツール全9種を試してわかった使用感を紹介していきます!
厚塗りツール9種を試し描き!
Clip Studioには厚塗りツールとして以下の9種類が用意されています。
- 混合円
- ガッシュ
- ドライガッシュ
- ガッシュ細筆
- 油彩
- 厚塗り
- 点描
- ガッシュなじませ
- 塗りなじませ
混合円ブラシ
混合円ブラシは、厚塗りに使える基本ツールで、下地の色とブラシの色を混ぜることができ
るブラシです。
試しに赤色の下地に青色を塗ってみると、下の画像のように重なったところの色が変わります。
スポイトで取ってみると赤でも青でもない色になっており、ちゃんと色が変わっていることがわかります。
影を描くときなんかにつかえるような気がします!
ガッシュ
ガッシュは、紙に書いたような粒子の粗い質感の線が描けるツールです。
ガッシュというのは不透明な水彩絵の具のことらしいのですが、書き心地としてはパステル系ツールと似ていました。
筆圧を強くすると線がなめらかになるのも特徴的です。
ちなみに、ガッシュも混合円ブラシ同様、色を混ぜることができます
ドライガッシュ
ドライガッシュは、ガッシュよりも薄い線が描けるツールです。
ドライガッシュはガッシュと異なり、筆圧を強くしてもざらざらとした質感が残ったままです。
ガッシュと同様色を重ねることができます。
ざらざらした質感のイラストを描くには良さそうです!
ガッシュ細筆
ガッシュ細筆は、他のガッシュ系ツールに比べて濃い線が描けるツールです。
べとっとした質感の線で、おそらくざらざらした感じはほとんどありません。
また、他のガッシュ系ツールと異なり色もほとんど重ならないのが特徴的です。
おそらく、影とか細かいところを塗るのに使うのかな?と思います
油彩
油彩は、いわゆる油絵っぽい質感を出せるツールです。
若干のざらざらした感じがあり、画用紙の上に描いたような質感が出せます。
油彩ももちろん、下の色とブラシの色を重ねることができます。
油絵はちょっと憧れがあるのでぜひ1度挑戦してみたいです!
厚塗り油彩
厚塗り油彩は、普通の厚塗りよりも濃くはっきりした線が描けるツールです。
普通の油彩よりも筆圧によって強弱がつけやすいのが特徴です。
また、油彩よりもべとっとした質感で、個人的には普通の油彩よりも本当の油絵っぽい感じがして気に入っています。
ちなみに、設定で下絵と色を混ぜないようにすることもできます
点描
点描は、文字通り筆先で点を打ったような線を描けるツールです。
細かい点が集まって描かれる感じで、モザイク画のような独特な雰囲気が出せます。
他の厚塗りツールに比べて下絵の色ときれいに混ざりやすく、グラデーションっぽく描ける感じがします。
設定で点の大きさを変えることもできます!
ガッシュなじませ
ガッシュなじませは、ガッシュで描いた線をにじませることができるツールです。
そのままだと透明ですが、キャンバスで描いた部分に描くとちゃんとにじむことがわかります。
色を伸ばしてぼんやりさせたいときに使うのがよいでしょう。
キャラクターの背景などに使えそうですね!
塗り&なじませ
塗り&なじませは、色を塗りながらなじませることができるツールです。
普通の油彩や混合円ブラシに比べると、ぼやっとした線が描けます。
ぬめぬめとした書き心地で、油彩に柔らかい印象を持たせたいときに使えそうですね。
【まとめ】厚塗り系ツールはデジタル彩色を勉強するときに改めて使い方を学びたい
厚塗り系ツールは、厚塗りをして絵に立体感を持たせて彩色したいときに使われるもので、使いこなすにはかなりテクニックが必要そうです。
正直なところ、今の段階では使い方もよくわからず、今後彩色を勉強する中で少しずつテクニックを鍛える感じになると思います。
厚塗りの場合筆の設定なども重要になってきそうですしね
とりあえず今は「こんなツールがあるんだ」ということを覚えて、頭の片隅に記憶させておきたいと思います。
今回はここまで! 次回はエアブラシツールについて見ていきたいと思います。