お久しぶりです! くーしんです。
今回は、
7.5頭身の男性の全身イラストを描こう!
ということで、アタリからペン入れまでの作業過程をご紹介していこうと思います!
いやぁ、2週間かけてやっとこさ完成しましたよ……
かなり時間がかかったのは、前回の反省点だった、
- 完成形をイメージしながらアタリを描く
- グリッド線を参考に体の左右のバランスを取る
ということを意識したことで慎重に描きすぎたのが大きかったかな、と思っています。
それと、
アタリ ⇒ 下書きの過程で修正が多くなった
のも時間がかかった一因でした。
この記事では全身イラストを描いた過程を示しつつ、注意した点や反省点をまとめていきます!
7.5頭身の男性全身イラストを描いた感想と反省点
まずは、今回描いた7.5頭身の男性の全身イラストについて簡単な感想を書いていきます。
とりあえず、今回描き上げたのがこちら↓
前回が幼い女の子だったので、今回は成人の男性を描いてみました!
前回の反省を活かして左右のバランスを意識して、結構上手くいったんじゃないかな? と思っています。
ですが、ここまで完成させるのはかなり大変で、たくさん時間が取られました。
まずは、このイラストを描いた過程で何が大変だったのか、反省点はどこにあるかをまとめていこうと思います!
反省点1:アタリが異様にごつい
今回は、アタリからペン入れまで全部の作業を自分なりにこなしてみました。
ところが、問題だったのがこのアタリ
とりあえず、実際に描いたものを見ていただきましょう。
最初に棒人間で描いたアタリがこちら↓
どうでしょう、描き終えた今振り返ってみると
妙に肩幅が広い……
と感じるんですよねぇ。
実はこれ、ちゃんと定規使って測って描いたんですけどね……↓
どうしてこんな広くなったのかというと、これ、教科書を参考に
肩幅を顔の幅の2.5倍
に設定したのですが、計算ミスだったのか何なのか、およそ3倍くらいになっていたんですよね……。
それに気づかずに、肉付けしたアタリを描くと下の画像のように↓
いやぁ、ムッチムチですねぇ……
肩幅が妙に広かったものだから脚も太くしないと釣り合わないと思って、とにかく
太くしなきゃ!
とあちこち修正した結果、こんな感じになっちゃいました。
描き終えてから冷静になって太すぎだと感じ、下書きの段階で何度も何度も修正して、どうにかほっそりさせることができました↓
アタリの段階でミスると後が大変になると身にしみてわかった事件でした……
反省点2:胸や腹の線が適当
今回裸の男性のイラストを描いたので、筋肉の感じを出すため胸腹のあたりに線をつけてみました。
が、ちょっと微妙な感じ↓
教科書を参考に自分なりに描いてみたのですが、
なんか平板……
なんですよねぇ。
肉体のゴツゴツした感じが欲しいのですが、単なる模様みたくなっちゃってますよね
おそらくポイントは、
盛り上がっている箇所とその影となっている箇所を意識する
ことが大切なんじゃないかな? と感じています。
影の付け方についてはまだ全然わかっていないので、今後少しずついろいろ試しながら学んで行こうと思います。
反省点3:顔周辺がちょっと雑
今回は、バランス等に注意しながら全身イラストを描くことに注力したためか、
顔周辺の描き方がちょっと雑
になってしまいました↓
まぁ、これまで描いてきたことを活かしてそれなりに描けてはいると思うのですが……
特に髪の毛ですかね、なんか単に頭の上に乗っけてるだけのようになって、カツラっぽくなっちゃいました 笑
あとは、目の位置をもう少し離した方がいいとか、輪郭線が角張りすぎとか、いろいろやりようがあったんじゃないかなぁ、と感じました。
ちなみに、輪郭線とかかなり太く描かれていますが、今回はディスプレイで見やすいように線幅修正を利用してみました。
反省点は多いものの、前回めちゃくちゃずれていた左右の耳の位置なんかはしっかり修正できていて、そこは良い点だと思いました!
反省点4:顔の幅が広い
もう一つ、顔に関して
幅が広い
ような気がします。
幅が広いというか、なんか顔、若干大きめですよね。やっぱり最初のアタリが影響しているような……
今回は、以前学んだことを活かして顔のアタリをちゃんと描いてみたのですが、正円を元にしているため、もしかすると幅が広くなりやすいのかもしれません。
次はもう少しシュッとした、小顔のイラストに挑戦してみたいですね!
反省点5:脚がちょっと細いような……
これは微妙なところですが、見直してみると若干脚が細いような感じがしました。
特に太ももですかね。ふくらはぎとあまり変わらない太さなのが違和感になっている気がします
これは多分、アタリの段階で太すぎたのを頑張って細くしたために、
太くするのがトラウマになっていた
のかもしれません 笑
でも、やっぱり太ももはもう少し太くした方がいいような気がしますねぇ。
反省点6:手がちょっと大きいような……
手については、形自体はよく描けたと感じているのですが、
ちょっと大きいかも……
と、改めて見ると思いました。
具体的には親指でしょうか。結構苦労したのですが、なかなかちょうどいい大きさで描くことが難しかったです……
あと、今気づいたのですが爪書き忘れてましたね 笑
全体像を見るとあんまり気にならないのですが、よくよく見てみると若干違和感を感じる箇所でした。
7.5頭身の全身イラストを描いて上手くいった点は?
ここまで反省点を挙げてきましたが、今回は前回の反省を活かして
上手くいったな!
と感じる点もたくさんありました。
自分でここは満足いった!という点をご紹介していきます!
良かった点1:グリッド線を利用して左右のバランスを取った!
まずは、やっぱりこれですかね。本当に、左右のバランスについては意識しました。
完成図では取り外しましたが、アタリを描く時点からずっとグリッド線を引きながら作業し、必要なら定規まで使いながら描きました。
この作業をあらかじめしていたおかげで、かなりバランス良く描けたように感じています
もっとも、これだけガチガチにバランスを測定したため、肩幅や脚の太さの修正はかなり大変で、一箇所を直すだけではなく全体を少しずつ修正する羽目になりました。
まぁ、絵を描くというのはそういう地道な作業の積み重ねでしょうから
良い経験になったなぁ
と、描き終えてしみじみ感じているところです。
良かった点2:修正にClip Studioの機能をたくさん使えた
修正作業が大変だったことはすでにお伝えした通りですが、それでも、Clip Studioのおかげで楽できた箇所もたくさんありました。
具体的には、
- 脚の太さの修正:オブジェクト操作ツールを利用
- 左右の足のバランス修正:投げなわ選択&範囲コピー機能を利用
特に使ったのがこの2つで、すでに描いたものをずらしたり、左右対称のものをコピーして反転させたりすることで作業がかなり楽になりました。
これのおかげで本当に時短になりました!
こういう風に楽できるのは、やっぱりデジタルイラストの利点ですね!
良かった点3:下着のゴムや手足の関節など細部をしっかり描けた
今回も下着のゴムや手足の関節などの細部を自分なりに細かく描いてみました。
下着については、トランクスのゴムの部分に線を描いてそれっぽさを出してみました↓
あとは股間の部分にしわを描いて肉体の感じを出してみたのも良かったかな、と感じています
その他、関節などの線も前回同様、簡単に描いてみました↓
こういう細部を描くと、何となく
それっぽくなる
ので、個人的には結構描いてて好きな箇所ですね。
良かった点4:足が前よりは上手く描けた……ような気がする
あとは、前々から苦手だった足。
今回は、それなりに上手く描けたんじゃないかな?
少なくともかかとで地面を踏みしめているようには見えるし、立っている感じが出ています。
ただ、これ、実は片足はコピーして反転させたものなんですよね……。
下書きの時点では、こんな感じ↓
まぁ、それなりではあるのだけれども、右足(こちらから見て左の足)にどうしても違和感があって、ペン入れの時点で結局コピーしてしまいました。
大きさについても左右でバラバラになりやすくて、これはもう、今後も上手く描けたものをコピーすればいいかな? と思っています
ただ、今後はポーズをつけたイラストなんかも描きたいので、そういうときはコピーなんかできないから、結構たいへんそうですねぇ。
足については、今後もまだまだ苦労しそうです 笑
というわけで、7.5頭身の男性全身イラストを描いた感想をお伝えしてきました。
完成させるまで2週間もかかったものだから
ようやったなぁ
と、今は満足感にほっと一息つけたような気分です。
一方で、あらためて自分のイラストを見返してみると、
- アタリの描き方がまだまだだったり
- 肉体感を出すのがヘタだったり
- 影をつけられていなかったり
と、まだまだ成長の余地が見つかります。
2冊目の教科書に入ってかなり時間が経っていますが、まだまだ学ぶことがたくさん残っていますね!
今後もマイペースに、のんびりと勉強を続けて行こうと思います。
それでは今回はここまで! 次回はポーズをつけたイラストに挑戦します!